本ブログではリスキリングというテーマに沿って、仕事で使うツールに関するブログを書いたり、自分用のアプリを作っみたり、資格試験を受けたりといった自分自身の取り組みを私と同じようにリスキリングに取り組む方に向けてできるだけわかりやすく情報発信しています。
今回は応用情報技術者試験(以降、AP試験)に合格することができたので、非エンジニアの50代のおっさんがAIを使って一発合格した方法をご紹介したいと思います。
基本的には、さまざまな受験対策サイトを参考にして、経験をまじえながら網羅的に受験対策をまとめましたが、私の場合はPerplexityというAIサービス(PRを含みます)を使って勉強したので、その使い方は特に非エンジニアの方や学生さんの受験に際して非常に有用だと思っています。
応用情報技術者試験(AP試験)の対象者
1.対象者像
ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者
2.業務と役割
独力で次のいずれかの役割を果たす。
- 組織及び社会の課題に対する、ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義を行う。
- システムの設計・開発、汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、利用者にとって価値の高いシステムを構築する。
- サービスの安定的な運用を実現する。
3.期待する技術水準
ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関し、担当する活動に応じて次の知識・技能が要求される。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)公式ページより引用
- 経営戦略・IT戦略の策定に際して、経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、動向や事例を収集できる。
- 経営戦略・IT戦略の評価に際して、定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行える。
- システム又はサービスの提案活動に際して、提案討議に参加し、提案書の一部を作成できる。
- システムの企画・要件定義、アーキテクチャの設計において、システムに対する要求を整理し適用できる技術の調査が行える。
- 運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのメンバーとして、担当分野におけるサービス提供と安定稼働の確保が行える。
- プロジェクトメンバーとして、プロジェクトマネージャ(リーダー)の下でスコープ、予算、工程、品質などの管理ができる。
- 情報システム、ネットワーク、データベース、組込みシステムなどの設計・開発・運用・保守において、上位者の方針を理解し、自ら技術的問題を解決できる。
AP試験合格までの道のり
受験の経緯
私の場合は「ブログ掲載のネタになること」と、勤め先での「資格手当の支給対象だった」ことから、この試験へのチャレンジを決意しました。
ちなみに私はAP試験の前提試験のような位置づけになっている基本情報技術者試験(FE試験)には合格どころか受験すらしたことがありません。また、実務としてのエンジニア経験は一切ありません。
しかし、データベースやAIアプリを自作したり、自宅のネットワークにVPNを導入したり、自宅でWebサーバーを立ち上げたり、WordPressでブログページを作ってみたり(本サイトとBasketball Manalの2サイト)、マイクラサーバーを設置したり、Webの無料講座を受講(Googleデータアナリティクスプロフェッショナル、Googleサイバーセキュリティプロフェッショナル、Google AI Essentials)したりと、
趣味レベルでは、本ブログを中心にAP試験に役立ちそうなことに興味があります。そして実際に調べたり取り組んだりしています。ですので非エンジニアではありますが、多少の下地がある状況だとは思います。
それに加えて会社から資格手当が支給されるとなれば、メリットこそあれ、デメリットはほとんど無いので、チャレンジする環境は整っていたと言えます。
つまり何が言いたいかといいますと、私の場合は転職を目的とした受験ではないということです。
この記事を参考に私と同じような社歴終盤の方が転職のためにこの資格を取得しようということでしたら、積極的にはおススメしません。(理由は本記事の趣旨とズレるので割愛)
ざっくりスケジュール
私の場合は、試験4、5か月前ぐらいからAP試験の受験を意識しながらブログ記事を書いたり、趣味の開発に取り組み始めました。いきなり学び始めるのではなくて、この下地づくりの期間が未経験者には必要な気がします。
要するにこの期間は後戻りできる期間ですので、謙虚でも過信でもなく自分の現在の知識やスキルとこれから必要になる勉強時間を客観的に考えることが重要です。受験するかしないかや試験の範囲やしくみなどを含めていろいろ調べてみるとよいと思います。
本格的な学習に取り組んだのは試験当日の約3か月前からです。3か月というのはだいたい試験申込み日から試験当日までの期間に相当します。
AP試験はとにかく出題範囲が広い試験ですので、1日の勉強時間をできるだけ長く確保しつつ、最低でもこのぐらいの勉強期間は確保したほうが良いです。
合格に向けた学習戦略
①テキスト精読
まずは最初の1か月で購入した上記のテキストを使ってをAIでわからない単語を調べながら読み進めました。私の場合は読みながら気になる箇所をブログ記事にまとめています。
実際に公開できそうなところまでまとめられたのはこの2記事だけですが、実は書きかけの記事が大量にあります。役立つようにまとめられたらそれらも今後公開するかもしれません。
とにかく勉強時間を作り出すことが重要
趣味をすべて一旦ストップすることで、勉強時間と学習意欲を作り出す。(個人的には実はこれが一番の合格要因だと思っています)
下表のとおりとにかく出題範囲が広いので出題範囲をすべて網羅するだけでも非常に時間がかかります。
試験要綱Ver.5.3(変更箇所表示版)からの要約抜粋
分類 | 細目 |
---|---|
1 経営戦略に関すること | マーケティング,経営分析,事業戦略・企業戦略,コーポレートファイナンス・事業価値評価,事業継続計画(BCP),会計・財務,リーダーシップ論 など |
2 情報戦略に関すること | ビジネスモデル,製品戦略,組織運営,アウトソーシング戦略,情報業界の動向,情報技術の動向,国際標準化の動向 など |
3 戦略立案・コンサルティングの技法に関すること | ロジカルシンキング,プレゼンテーション技法,バランススコアカード・SWOT 分析 など |
4 システムアーキテクチャに関すること | 方式設計・機能分割,提案依頼書(RFP),要求分析,信頼性・性能,Web 技術(Web サービス・SOA を含む),仮想化技術,主要業種における業務知識,ソフトウェアパッケージ・オープンソースソフトウェアの適用,その他の新技術動向 など |
5 サービスマネジメントに関すること | サービスマネジメントシステム(構成管理,事業関係管理,サービスレベル管理,供給者管理,サービスの予算業務及び会計業務,容量・能力管理,変更管理,サービスの設計及び移行,リリース及び展開管理,インシデント管理,サービス要求管理,問題管理,サービス可用性管理,サービス継続管理,サービスの報告,継続的改善ほか),サービスの運用(システム運用管理,仮想環境の運用管理,運用オペレーション,サービスデスクほか) など |
6 プロジェクトマネジメントに関すること | プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画),スコープの管理,資源の管理,プロジェクトチームのマネジメント,スケジュールの管理,コストの管理,リスクへの対応,リスクの管理,品質管理の遂行,調達の運営管理,コミュニケーションのマネジメント,見積手法 など |
7 ネットワークに関すること | ネットワークアーキテクチャ,プロトコル,インターネット,イントラネット,VPN,通信トラフィック,有線・無線通信 など |
8 データベースに関すること | データモデル,正規化,DBMS,データベース言語(SQL),データベースシステムの運用・保守 など |
9 組込みシステム開発に関すること | リアルタイム OS・MPU アーキテクチャ,省電力・高信頼設計・メモリ管理,センサー・アクチュエーター,組込みシステムの設計,個別アプリケーション(携帯電話,自動車,家電ほか) など |
②午前対策
午前対策はさまざまな対策サイトでも言われていますが、できるだけたくさんの過去問を解くことが一番の近道です。
過去問に関してはみなさん利用していると思いますが、「過去問道場」さんが解説付きで非常にわかりやすいと思います。
とにかく過去問を解く
実際に過去問と全く同じ問題が結構出題されるので必ず役立つと言い切れます。
わからないことをGoogle検索やAIに聞いたりして調べながらとにかく問題を解きまくります。
スマホを使えば、勉強するために確保している時間以外も常にスマホ片手に過去問を解きまくることができます。
自分の場合は久しぶりの試験の雰囲気などで緊張してしまい、最初あたまが真っ白になったのですが、やったことがある過去問と全く同じ問題に達したときに頭を使わずに正解と確信できる答えを選べたことで落ち着きを取り戻して思考が回復しました。
午前試験の難しい部分の1つとして、複雑な思考を要する計算問題(基礎理論)が最初に出題されるところだと思います。はっきり言ってこれは緊張等もあいまって未経験者にとっては鬼門となるので、配点の割合は低いですが、対策をしっかりすることをおススメします。
③午後対策
午後対策も過去問を解くことがベストなのは同じですが、午後試験は時間との戦いなので、時間計測と紙に答えを書きながら勉強することが重要だと感じました。
加えて、問題文に書き込みをしながら読むことで理解の促進につながります。また問題文に書き込みがあることによって、後で長文の中から設問に関連する文言を探すときの目印にもなります。
ですので、「過去問道場」さんでも勉強できますが、過去問が掲載されている書籍を使って書き込みしながら時間計測して取り組むことをおススメします。
午後試験はピンポイント学習
AP試験はめちゃくちゃ幅広いIT関連の知識を問われるため、未経験者のハードルは正直高いと言わざるを得ません。
そのため、私のような初学者がそのすべてに意識を向けると、手も足も出なくなってしまうので以下の表を参考にしていただいて、選択分野を絞って勉強することをおススメします。
午後試験のしくみ
項目 | 内容 |
---|---|
試験時間 | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 記述式 |
問題数 | 全11問中5問を解答 ※ただし、問1の「情報セキュリティ」は必須 |
合格基準 | 100点満点中60点以上 |
1問あたりの配点 | 20点 |
つまり1問につき、遅くとも30分で回答する必要があります。
午後試験の出題例と特徴
各分野に対する非エンジニアの方への個人的なおススメ度を★の数で表しましたので、よければ参考にしてください。
基本的に国語力で解ける度合いが高いものに★をたくさんつけています。
※特徴および★の数は筆者の主観に基づきます。
分野(非エンジニアへのおススメ度) | 特徴 | 出題例(出題年) |
---|---|---|
情報セキュリティ ★★★ | ・必須問題 ・ネットワークセキュリティ関連の出題が多い ・用語理解と国語力で対応可能 | ・標的型サイバー攻撃への対策(2019年) ・クラウドサービス利用時のセキュリティ設計(2021年) ・リモート環境のセキュリティ対策(2024年) |
経営戦略・情報戦略 ★★★ | ・マネジメント経験者(経営戦略)向け ・用語理解と国語力で対応可能 ※IT問題というよりも経営問題です。 | ・ROEの計算式(2022年) ・事業継続計画(BCP)の策定(2020年) ・デジタルトランスフォーメーション戦略(2023年) |
プログラミング ★ | ・プログラミング経験者向け ・疑似コード穴埋め形式でのアルゴリズムの出題が多い ※基本情報技術者試験(FE試験)に合格済の方はこれを選ぶべきかもしれませんが、私はFE試験を受けていませんので不明です。 | ・グラフの最短経路を求めるアルゴリズム(2018年) ・二分探索木の実装(2022年) ・動的計画法による最適化問題(2023年) |
システムアーキテクチャ ★★ | ・計算が得意な方向け ・性能要件や稼働率などの計算が出題されるケースが多いので、計算問題にアレルギーを持っていなければ非エンジニアでも大丈夫 | ・クラウドサービスの選定と要件定義(2018年) ・マイクロサービスアーキテクチャの設計(2022年) ・コンテナ化システムの移行計画(2023年) |
ネットワーク ★★ | ・インフラ経験者向け ・TCP/IPやサブネットマスクなどの基本的なネットワークのしくみを理解できていれば非エンジニアでも狙い目 ※★2つですが、情報セキュリティ対策にもなるので個人的には非エンジニアの方にもおススメです。 | ・IoT機器からの気象データ収集API用通信プロトコルの選定(2024年) ・SDNを用いたネットワーク構成の最適化(2023年) ・IPv6移行における経路制御設計(2022年) |
データベース ★★ | ・SQL経験者向け ・SQL穴埋め問題が多い ※経験者向けですが、SQLをしっかり学べば非エンジニアでも得点源にすることは可能だと思います。 | ・人事評価システムの設計と実装(2023年) ・分散データベースのパフォーマンスチューニング(2022年) ・NoSQLデータベースの移行計画(2021年) |
組込みシステム開発 ★★★ | ・経験者向け。ただし、非エンジニアでも対応可 ・専門用語や複雑な計算問題はあまりない ※興味あるシステムが出題されたら狙い目ですが、逆に興味やなじみのないシステムが出題された場合は難しい問題と感じると思うので要注意です。 | ・スマートイヤホンの開発(2024年) ・自動運転システムのリアルタイム制御(2023年) ・ウェアラブルデバイスの省電力設計(2022年) |
情報システム開発 ★ | ・ソフトウェア開発経験者向け ・UMLや要件定義などの実践的な知識が求められる ※非エンジニアにとっては最も難易度が高い分野と感じます。 | ・注文管理システムの設計と実装(2021年) ・マイクロサービス化プロジェクトの要件定義(2023年) ・レガシーシステムのモダナイゼーション(2022年) |
プロジェクトマネジメント ★★ | ・マネジメント経験者向け(プロジェクト管理) ・プロジェクトチームの運営に関する幅広い知識が必要だが、知識さえあれば非エンジニアでも対応可能 ※システム開発に限らず、なんらかのプロジェクトリーダーの経験があればイメージしやすく、取り組みやすいと感じます。 | ・プロジェクトのスコープ管理と変更管理(2023年) ・アジャイル開発におけるリスク管理(2022年) ・グローバルプロジェクトのステークホルダー管理(2021年) |
サービスマネジメント ★ | ・マネジメント経験者向け(サービス管理) ・サービスに関する知識が必要。知識次第で非エンジニアでも対応可能。 ※SLAやQMSなどサービス上流に関する内容なので、特に非エンジニアが経験できる機会はほぼ無いため、イメージしづらく学びづらいと感じました。 | ・クラウドサービスのサービス可用性管理(2023年) ・ITサービス継続性管理の実装(2022年) ・DevOpsプロセスの導入計画(2021年) |
システム監査 ★★★ | ・マネジメント経験者向け ・用語理解と国語力で対応可能 ※IT関連の知識というよりも国語力で対応可能ですが、その分文字数の多い回答を求められがちなので注意が必要です。 | ・販売システムの監査(2020年) ・クラウドサービス利用環境の監査(2022年) ・情報セキュリティマネジメントの監査(2023年) |
午後問題選択の実体験とコツ
私の場合は、「令和6年度 秋期試験」において以下の問題を選びました。
- 情報セキュリティ(Webサイトのセキュリティ)
- ネットワーク(セキュアWebゲートウェイサービスの導入)
- 組み込みシステム開発(スマートイヤホン)
- 情報システム開発(オブジェクト指向設計)
- システム監査(チャットボット導入における開発計画の監査)
まず、「情報セキュリテ」(Webサイトのセキュリティ)と「ネットワーク」(セキュアWebゲートウェイサービスの導入)はどちらもネットワークの問題が出題される可能性が高いので、最初からこの2つはこの順番で解くことは決めていました。結果的にどちらもWeb系の出題で関連性があるので、ここまでは正解でした。
次に、「組み込みシステム」(スマートイヤホン)と「情報システム開発」(オブジェクト指向設計)はどちらも出題内容に興味があったので試験当日に魔が差して選んでしまいました。あとで問題を見返したら「経営戦略・情報戦略」(コーヒーチェーン店の成長戦略)と「プロジェクトマネジメント」(電気機器メーカーの新たなプロジェクト)を選べば良かったと後悔しました。
「システム監査」(チャットボット導入における開発計画の監査)は迷うことなく得点源になってくれたと思います。
午後問題選択のコツ
このように問題選びは非常に迷い、そして難しかったです。問題選びは誰もが悩む部分だと思いますので、当日の選択のコツみたいなものをちょっと共有します。
- 問題を解く順番をあらかじめ決めておく
問題選びに時間をかけたくなかったので、私は問題を解く順番をあらかじめ決めて取り組みました。この方法ならあらかじめ選ぼうと思った問題がたまたま難しい問題だったときに、変わりの問題を選ぶのに迷わないのでおススメです。
ただし、私の場合は「システム監査」は一番得点が期待できて、ある程度早く解ける自信もあったため、最後(5問目)に回して、遅くとも残り25分になったら着手すると決めていました。
- 回答用紙が配布されたら回答欄を確認する
回答欄が例えば4マスと短い場合、何かしらの決まった専門用語が問われているケースが多いと思います。こういう問題は専門用語がわかれば確実に正解できる一方で、わからない場合は手も足もでません。
逆に回答欄が長い場合は、問題が解けても正解かどうか釈然としないことが多いですが、問題文にヒントが隠されているケースが多いので、知識が無くてもなんとなく回答することができます。
選択問題についても回答欄から判断することができます。しかし、午前試験が選択問題なので当然と言えば当然ですが、そもそも出題数が少ないです。さらにメタ読みすると逆に選択問題の出題が多い問いは難易度が高い問題なのかもしれないので警戒すべきと思います。
最後は運次第になってしまいますが、このように自分の知識量と出題形式(回答欄)からある程度判断することができます。
AIを使った秘密の勉強方法
さて、ここが皆さんに特にお伝えしたかった部分です。
テキストを購入してそれ熟読するとか、過去問を解くとかは私も例に漏れずやっていましたが、それだけでは合格できる気がしませんでした。そこでAIを使った方法を考えてとことん実践しました。(おススメのAIはコチラ)
未経験者はテキストを理解できない
私のような未経験者はせっかくテキストを購入しても、わからない単語だらけでまったく理解できません。理解できないということは当然記憶にも残りません。私も最初はもっと初学者向けのテキストを買うべきだったと後悔しました。
この時点でだいたいの初学者は受験をあきらめてしまうのではないかと思います。
しかし、AIを使うことでそのハードルは割と簡単に超えられます。
以下のようにAIに質問を繰り返すことで、全然理解できない解像度の粗い言葉の羅列だったものが、だんだん詳細になり頭の中で点と点が線になります。
そうなれば、ちんぷんかんぷんだったテキストがスッと頭に入るようになってきます。辞書のようにぶ厚くて、高いお金を出して購入したテキストが役に立つようになります。
AIに具体例を聞く(以下は私がAIに「OSI基本参照モデル」について質問したときの例です)
Q:
質問はできるだけ具体的にするように気を付けていました。これは経験的に曖昧な質問をすると曖昧な答えが返ってくるし、具体的な質問をすると具体的な答えが返ってくるような気がするためです。
AIの回答(上記質問に対する回答が以下です。)
A:
列挙してくれという質問だったので、リスト形式で回答をくれました。
これを皮切りにどんどん質問を重ねていきます。例えば「NetBIOSとは?」という具合です。
Q:
A:
この後の会話がどんどん脱線していき自宅で趣味で構築しているWebサーバーの設定の話へと発展します。それはそれで有益な知識を得られましたが、脱線しすぎには注意する必要があります。
このように勉強でちょっとでも疑問に思ったことやわからない概念や単語についてAIに質問しながら勉強を進めることで、いつでもどこでもスマホで見返すことができる自分専用の参考書が出来上がります。
未経験者は回答を見ても納得できない
しかし、それでもAP試験の範囲は幅広く、単語の意味が具体的にわかったとしても解けない問題が多々あります。もっと言うと解説を読んでも理解できないケースもたくさんあり、ここでも挫折しそうになります。
そこで、私はAIに直接過去問の解説をしてもらいました。
Q:
PerplexityのようなWebサーチ型のAIなら、このように試験年度と問の番号を示せば、過去問を勝手にサーチして解説してくれるので、簡単かつ便利です。
AIによる回答は誤りも多いので注意が必要です。
特に計算問題は間違っていることが多いので、回答は一旦疑う必要があります。
個人的な見解ではありますが、回答を疑ってさらにググったりすることで、より記憶が定着したり、別の知識と出会ったりという相乗効果があった気がしています。
A:
このように解説してくれる上、さらに不明点を具体的に掘り下げることができるので、まるで家庭教師のようです。
他にもこんな使い方ができます!
過去問をやっているとそのうちだんだん見覚えある問題ばかりになってきます。そうなるとやや学習効率が落ちるので、斬新な問題を求めて問題自体を作ってもらいました。
Q:
A:
正直に言いますと、この問題はましなほうで、変な問題が生成される確率が高いです。しかし、それはそれで楽しくて個人的には有益だと感じますので、よければ試してみてください。
Perplexityのススメ(PR含)
GeminiやChatGPTも試してみましたが、ことAP試験対策としてはこのPerpelexityが一番適合すると思うのでご紹介します。
Perpelexityを選んだ理由
- 「検索ベースで最新の回答を生成してくれる」
- 「モデルを選べる」
- 「ソフトバンクユーザーは1年無料」
この3点です。無料でも使えますが、無料の場合はモデル選択はできません。モデルは以下のように複数から選べて価格はほとんど変わらないか、むしろちょっと安めだと思うので、このAIモデルのどれかをすでに使っているのなら乗り換える価値があると思います。
Perpelexityの紹介ページ
もし有料の契約をする場合は下記のリンクから契約してもらえれば、$10の割引が適用されるはずです。
(Just a momentと表示されてしまうので、もしかしたら割引対象にならないかもです。また、本来は紹介者の私にも割引は適用されますが、私の場合はソフトバンクユーザーであり、もともと無料なのであまり関係がありません。ですのでその点はご安心を?)
契約手順参考サイト
すごく丁寧に契約手順が書かれているサイトを見つけましたので、以下にリンクさせていただきます。