
先日、CursorのコミットメッセージAI自動生成機能を日本語化する方法を検証しました。
パブリックリポジトリやチーム開発の場合は英語コミットが標準的かもしれませんが、ローカルやプライベートリポジトリでの個人開発なら、日本語の方が断然使いやすく開発速度も上がります。
本記事では、CursorのAIコミットを確実に日本語化する設定方法と、私自身が使っているおすすめのカスタムルール(.cursorrules)を共有します。
なぜCursorのAIコミットは日本語設定を無視するのか?
Rules / Skills / Subagents に「Always respond in Japanese」と書いてもコミットメッセージは日本語になりませんでした。
内部プロンプトの優先度:
コミットメッセージ生成機能には、Cursor内部の専用プロンプトが強く働いているため、一般設定が上書きされやすい。
今後のアップデート待ち:
Cursor公式フォーラムでもこの問題は議論されていますが、2026年3月現在、GUIからの言語設定や全体設定での完全な制御は未実装のままです。
解決策は「.cursorrules」にコミット専用ルールを書く
フォーラムでも触れられていましたが、現時点ではコミットメッセージの日本語化は.cursorrulesに書くのが一番効きそうです。
現時点で最も確実な方法は、プロジェクトのルートディレクトリに .cursorrulesを作成し、そこに強い指示(MUSTなど)を書き込むことです。
最もシンプルなサンプル(Gemini謹製)
まずは、とにかく日本語にするための最小限のコードです。これをプロジェクト直下の .cursorrulesに貼り付けます。
# プロジェクトルール
## コミットメッセージ
Git のコミットメッセージを生成するとき(ソース管理の「Generate」ボタンを含む)は、**必ず日本語で**書く。
- 英語のメッセージは出さない(例: "Added..." → 「追加: ...」にすること)。
- 1行目: `<種類>: <簡潔な説明>`(種類は 追加・修正・削除・リファクタ など)。
これをベースに自分なりにアレンジすると好みのコミットメッセージを日本語で生成してくれます。
プロンプトのアレンジポイント一覧表
| 指定項目 | 記述の狙い・AIへの効果 |
|---|---|
| 必ず日本語で書く | 強い言葉(MUSTと同等)を使うことで内部プロンプトを上書きする |
| 悪い例/良い例の提示 | AIは抽象的な指示より「具体例」を見た方がフォーマットを守りやすい |
| 複数行連続で書かない | AIが「変更の数だけコミットメッセージのタイトルを作る」悪癖を防ぐ |
| 曖昧な表現の禁止 | 「更新しました」等の無意味なメッセージを減らし、後から見返せる履歴にする |
複数修正も綺麗にまとめる「おすすめプロンプト」(Gemini謹製)
基礎編をベースに、複数ファイルの変更を1つのコミットに綺麗に箇条書きでまとめてくれるようアレンジしたのが以下のプロンプトです。
- 注:私の好みで先頭に「今日の日付(YYMMDD)」を入れる形式になっていますが、正しい日付にはならないので手動で設定する必要があります。
## Git コミットメッセージ
Git のコミットメッセージを生成するとき(ソース管理の「Generate」ボタンを含む)は、**必ず日本語で**書くこと。
- 言語:
- コミットメッセージは常に日本語で書く。英語だけのメッセージは使わない。
- 悪い例: "Added login feature"
- 良い例: 260307: 追加: ログイン機能を追加
- 形式(1コミットあたり 1 メッセージ):
- 1行目は「`YYMMDD: 種類: 簡潔な説明`」の形式にする。
- 例: `260307: 修正: プロフィール編集画面の不具合を修正`
- 2行目以降は、同じコミット内の変更点を日本語の箇条書きで最大3項目まで列挙する。
- 例:
- `- ログインバリデーションのエラー表示を修正`
- `- セッションタイムアウト処理を追加`
- `- テストコードの失敗ケースを修正`
- **複数の修正や追加がある場合でも、1つのコミットにつきメッセージは1つだけ出力すること。**
- 「260307: 修正: ...」を複数行連続で書かない。
- 種類:
- 「種類」は次のいずれかを使う: 追加・修正・削除・リファクタ・ドキュメント・設定・テスト
- 文体:
- 箇条書きの各行は「名詞 + を + 動詞」の形で書く(例: 「エラー表示を修正」)。
- 説明文や理由は必要な場合のみ 2 行目以降に書く。
- トーンと内容:
- 変更内容が一目で分かるように、具体的な対象を含める(例: 「ボタン」ではなく「ログインボタン」)。
- 「更新」「調整」など曖昧な表現は避け、何をしたかが分かる動詞を使う。
- 絵文字や顔文字は使わない。
- 禁止事項:
- 英語だけのコミットメッセージを書かない。
- 「wip」「test」など意味の薄いメッセージだけにしない。
- 同じコミットに対して複数の「日付: 種類: 説明」行を生成しない。
実行結果の比較
では、
を押して実行してみます。

設定は「Cursor Settings」から確認可能
左下の「Always applied」にレ点があればOK。

その他のアプローチ(補足)
最初から手動で日本語のコミットメッセージを数回書き続けたり、一度本設定を実行すると、CursorのAIが過去の履歴(コンテキスト)を学習して勝手に日本語にしてくれるケースもあります。
しかし、私の環境で試したところ、なぜか急に英語に戻ってしまったりと挙動が安定しませんでした。そのため、やはり プロジェクト直下に .cursorrules を置いて強制コントロールする のが、現状もっともストレスフリーな運用方法だと思います。
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